サッシ1本
こんにちは。営業アシスタントの滝田です。
今回は、とある現場調査に同行させていただ時のことを書きたいと思います。
今回は、道路側に面する上記のサッシに目隠しをしたい(外から中が見えないようにしたい)というお客様のご依頼でした。
この依頼に対して、私たちが確認しなくてはならない情報は何か。
私は、最初はお客様の要望通りに目隠しフェンスを取り付ければ良いと思い、それに関する打ち合わせだけすれば良いのではないかと考えておりました。
しかし、それだけでは駄目だったのです。
まず確認しなくてはならないことは、お客様のご予算。目隠しフェンスのような向こう側がまるっきり見えないフェンスは、他のフェンスに比べてやや値が張ります。そこに土工事や施工費などの費用も加われば、それなりの金額になってしまいます。もしもお客様の要望が「なるべく安く」だったとすれば、目隠しフェンスで見積るということは、お客様の「安く」という要望には沿ってないということになります。
それ以外にも、現場を実際に見てみると、目隠しフェンスを一か所のサッシの前にだけ設置するのはとても不自然であると分かりました。
私はそこで、どうしようと考え込んでしまいましたが、さすが、営業の阿部さんです。
すかさず、それ以外の方法で目隠しをする方法を提案されていました。
サッシの種類(引違い、縦辷りなど)、家の構造(どちらのメーカーさんか)、どのようにして取り付けるか、何に注意しなくてはならないか、どの方法がいちばん安いのか……、次々に必要な情報を確認していき、いくつかの案をお客様に提示して、あっという間にお客様のいちばん納得のいく形でお話をまとめてしまいました。
ただお客様の要望を鵜呑みにして考えるのではなく、自分の持っている知識をフルに活用して、どのような形で進めていくのがお客様にとってのベストなのかを考える。それも、私たちの大切な仕事であると実感した現場調査でした。
サッシ1本。しかし、ひとつの依頼に対して必要な情報は山ほど。
お客様に満足していただくために必要な情報は何か、今後の現場調査ではそれについても考えながら、学んでいきたいと思います。